トップページ >
大建築 友の会
「大建築 友の会」は島根県総務部営諸課の職員を中心とする有志の会です。
『島根県立図書館 建築ガイド』
- 発行:島根県立図書館
- 写真・図版提供:菊竹清訓建築設計事務所
- 建築ガイド制作:大建築 友の会
- (PDFファイル:1.1MB)
『大建築の聖地』
発行:大建築 友の会
Vol. 7(2014年2月)旧島根県立博物館(耐震補強工事・後編)
- ピロティの土間をリニューアル
- 菊竹清訓デザインの襖絵を復元
- 洞穴のようなエレベーターホール
- 間一髪、生き残った丸窓
- いつか陽の目を〜旧展示室〜
- (PDFファイル:3.7MB)
Vol. 6(2013年12月)旧島根県立博物館(耐震補強工事・前編)
- 大地震で倒壊の危険性
- 建物の魅力を守る
- 建物の外観を守る、風景を守る
- とはいえ、変わったところもある
- (PDFファイル:1.8MB)
Vol. 4(2013年3月)旧島根県立博物館(前編)
- 田部長右衛門氏の悲願
- 天才 菊竹清司
- 「くら」と「ざしき」
- “静”と“動” ニつの顔
- 本当に“動く顔”ルーバーウオール
- (PDFファイル:1.8MB)
Vol. 2(2012年7月)島根県庁舎(前編)
- (勝手に)国宝! 島根県庁舎
- 伝説の営繕官僚 安田臣
- ピロティは“民主主義”の象徴
- “大黒柱”一歩間違えば“人柱”!?
- ALL “しまね”仕上げ
- (PDFファイル:1.8MB)
「大建築」とは?
敗戦からの奇跡的な復興を遂げた高度経済成長期の日本の建築家たちは、アメリカのアポロ11号月面着陸(1969年)に象徴される同時代の“先端科学技術”からデザインのインスピレーションを得ることもしばしばでしたが、一方で西洋文化のモノマネではない(かといって「四角いピルに瓦屋根を載せただけ」の安易な和風建築でもない)、近代日本にふさわしい建築を生み出さなければならないと考えていました。
彼らの多くが着目したのは、日本の伝統的な木造建築に見られる飾り気の無い白木の“素材美"や、木組みの“構造美”でした。これを「鉄とコンクリートの建築」で表現するにはどうすればよいか、試行錯誤の結果たどり着いたのが「コンクリート打ち放し仕上げ」や「柱や梁などの構造体を強調するデザイン」だったのです。
ただ、日本の伝統を重要視していたわりには「控えめで奥ゆかしいデザイン」よりも「大袈裟で派手なデザイン」が目立つのですが、これはもう、高度経済成長期の“勢い"という他ないでしょう。むしろこのパワフルさこそが「大建築」と命名される由縁であり、「大建築」の最大の魅力なのだと思います。
(『大建築の聖地』Vol.1より抜粋)
大建築(「大建築」の名付け親・山岡哲哉さんのサイト)
http://www.yamaoka-ao.com/daikenchiku.html
大建築の大改修を大応援します。
新聞報道等でご存じのとおり、今年度から県庁周辺大建築の耐震補強工事が順次スタートしますが、「大建築 友の会」はその側面的支援を目的とする“非公式"のグループとして結成されました。本誌『大建築の聖地』の発行も支援活動の一環です。
県庁周辺の大建築は旧耐震基準に基づいて設計されたものであり、現行の耐震基準には適合していません。したがって、いつやって来るか分からない大地震に備え、早急に補強を行う必要があります。
私たち「友の会」のメンパーは、実際に県庁周辺大建築の耐震補強工事を担当していますが、必要な耐震性を確保すると同時に、近代建築史に名を残す美しい建築デザインを損なうことのないよう、できる限り配慮しながら業務に取り組んでいます。
今後、本誌では、県庁周辺大建築の建築デザインや歴史的価値について私たちが考えていることを綴っていきます。県庁周辺の大建築の魅力や、それを守っていくための私たちの取り組みについて少しでもご理解をいただくことができれば、これほどうれしいことはありません。
(『大建築の聖地』Vol.1より抜粋)
大建築 友の会
〒690-8605 島根県松江市殿町1番地
島根県総務部営繕課建築グループ内
TEL 0852-22-5220
電子メール eizen@pref.shimane.jp
一般社団法人 島根県建築士会
郵便番号690-0886 島根県松江市母衣町175-8 建築会館1階
TEL 0852-24-2620 FAX 0852-24-3780 電子メール
© Shimane Association of Architects & Building Engineers (一般社団法人 島根県建築士会).
当ホームページに掲載されている文章・画像・写真等の無断転載を禁じます。